IVD事業について 遺伝子検査(MD)

遺伝子検査 - Molecular Diagnostics (MD)

独自のPCR技術でウイルスや細菌に起因する感染症を迅速かつ簡単に診断 -イメージ

独自のPCR技術でウイルスや細菌に起因する感染症を迅速かつ簡単に診断

PCR法は遺伝子検査のグローバルスタンダードとして世界に認知され、多くの医療関係者に幅広くご支持をいただいている技術です。

これまでは迅速な診断が不可能とされてきた、 ウイルス、細菌に起因する感染症も、PCR技術を臨床に応用することで、より早く、より簡便に診断することが可能となります。

さらに、一歩進んだリアルタイムPCR法を用いることにより、より精度の高い定量値をより迅速に測定することが可能となりました。 特殊分野と思われがちな遺伝子検査ですが、すでに感染症の治療前診断などでの有用な検査法として身近に 活用されており、オーダーメイド医療の提供にも利用が始まっております。

ロシュ独自の精度管理(偽陽性防止)システム“dUTP+UNG”

ウラシルNグリコシダーゼ UNGの作用機序 ~dUTPとUNG~ -概念図

UNGはDNA上のウラシル(U)を除去します。塩基を失ったDNAは構造上極めて不安定な分子であり、増幅反応の最初の加熱によってリン酸結合が切断され、新たな増幅の鋳型とはなりません。

UNGは高温で失活するため、それ以後に増幅されてくるU塩基を含む増幅DNAには影響を受けません。また、UNGは6塩基以上のDNA上のウラシルにのみ反応し、モノマーのdUTPのウラシルには作用しません。

UNGによるキャリーオーバーコンタミネーション対策 -概念図

PCRに代表される核酸増幅法は、検体中にわずかしか存在しない標的DNAを酵素反応により数百万倍に増幅し検出するため、コンタミネーションによる偽陽性に配慮する必要があります。

「アンプリコアキット」は、増幅反応の塩基としてdUTPを用いることで、増幅産物にUが配列された自然界に存在しないDNAとなります。そして万が一、エアロゾルを介して過去の増幅産物により検体が汚染されても、増幅試薬に添加されたUNG試薬により汚染DNAのみ特異的に分解することができ、偽陽性を化学的に防止します。

本キットにて増幅したアンプリコンがコンタミネーションした場合、UNGが作用して事前に分解しPCRの鋳型とならないようにしてくれます。

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社